※Functional Training(ファンクショナルトレーニング―身体のパフォーマンスを高める目的の機能的なトレーニング)
前回のBlogで無酸素運動→有酸素運動の順に変えて、という話をしましたが具体的には、無酸素→有酸素→無酸素・・・といったようにトレーニング内容がループしていくようなやり方のFunctional Training(ファンクショナルトレーニング)の手法を取り入れていきます。この記事ではまず、この手のトレーニングが出来るジムを最初にご紹介します。 そして、40歳を過ぎて行うトレーニングは、このやり方を強くオススメします。
僕も37歳までは、ネット系の仕事で9時~深夜まで毎日仕事づくめでだいぶ体力が落ちてました。それで、最初はサーキットトレーニングジムで体力作りから始めて、ランニングマシンに併せてのったり、筋トレもやったりしましたが、最終的に辿り着いたのがこのトレーニングで、今はオリジナルで体系的に理論をまとめてメニュー開発をしつつ、興味が出た方にメニュー提供をさせて頂いています。
今自分はこのトレーニングしかやっていませんが、もう7年は変わらずベストと感じられる体型を維持出来ています。そして、これは男性であっても、女性であっても、歳が上がったらこのトレーニング以外にないと確信しています。
このトレーニングの成果として、 1.全身の血行を常に良い状態で保てること 2.身体の動きにキレがある状態を保てること
の二つが特に大きいと思います。
◎ファンクショナルトレーニングの種類:
ファンクショナルトレーニングといってもそのトレーニング手法の中で細分化されています。具体的にどういったものがあるか?というと以下が代表的なものです。
・HIIT( High Intensity Interval Training )-高強度インターバルトレーニング
負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法。代表的なやり方は、TABATA式が有名です。20秒間ON/10秒間OFFの形で、8ラウンド、全体4分間のトレーニングです。
宅トレの代表格のようなものですが、高強度で行っていないものも最近は
散見されているので、「ハイインテンシティじゃないよね(  ̄へ ̄)つ」
とツッコミたくなるものも増えました。
・Crossfit(クロスフィット) 「歩く」「走る」「起き上がる」「拾う」「持ち上げる」「押す」「引く」「跳ぶ」といった日常生活で繰り返し行われる動作をベースに毎回異なるメニューを高強度、短時間でクラス形式で行うトレーニングです。 かなりな高強度の内容になります。初めてやる人は大抵はダウンするくらいキツイですが、やり続ければ強靭な体力がつきます。 ⊂( つ_0_)つ ジンセーオワッタ…。
・Cross Training(クロストレーニング) クロスフィットと同義のものです。商標登録上、クロスフィットを謳えないが、同様のトレーニングをサービスとして提供したい場合、この名前で表現していることが多いです。 「〇〇クロス」とかいう感じで大手のフィットネスジムが別ラインで設けてることが多いです。ただ、クロスフィットほど強度は高くないと思います。
・Circuit Training(サーキットトレーニング) 主に有酸素と無酸素運動を繰り返しながら、周回型で行うトレーニング です。2000年代後半は、この手のジムが増えましたが、今はだいぶ淘汰されてしまって形を変えてしまったところもあります。 大抵の場合、筋トレ系のマシンの無酸素とボード上での有酸素を繰り返す動きをするように設計されていて1周10分程度のものを2、3週したら終わり、という形なので、日常での体力を整えるのに向いています。
・Calisthenics(カリステニクス) 古代ギリシャ時代から始まってヨーロッパで広まった自重トレーニング。懸垂とディップス、腕立て等が中心でやり続ければ全身バネのような体つきになります。ただ、トレーニングメニューのバリエーションが少ないのところが「難」なのと、上半身のトレーニングに集中しているので、女性にはあまり向かないと思います。(ー_ー )ノ"チョット アキテキタ…。
と以上、代表的なものをご紹介しました。 この手のジムがお近くにある方は、迷わずココに体験に行きましょう。ただし、1点だけ、強度を極端に落とした形で「楽しくみんなで」と謡ってる系のジムに関しては、「コミュニティに属しながら自宅とは違う環境で身体を動かそう」が主体で、運動効果というよりはコミュニティエクササイズ色が強く、トレーニング効果としてはさほど期待できないため、僕はオススメいたしません。
ボディメイク(筋トレ)とファンクショナルトレーニングは真逆に位置する!
◎ボディメイク(筋トレ)とファンクショナルトレーニングの違い
ファンクショナルトレーニングとボディメイク(筋トレ)、トレーニングにどういう違いがあるのか?というのを比較すると分かり易いと思います。 ボディメイク(筋トレ)は身体を部位別に分けて筋肥大させることで筋タンパク合成を図り、太くて大きいパーツを創り上げていきます。 これを身体全体に施すことでメリハリボディを作る形になります。ただし、絶対条件があって、それは食事管理(制限)が前提になっています。これをやらずにこのトレーニングをいくら行ってもキレイな身体にはなりません。 食事制限をしないで好きなものを採り続けている40歳以上の方々をジムで見かけると、筋トレしているのでパーツパーツの筋肉はあり、重いモノを持ち上げる力は強いですが、必ずと言っていいほど「ずんぐりむっくり」というザンネンな体型になってしまっている方をよくいらっしゃいます。大会を目指すとかでなければ、食事制限はなるべくしたくないとは思いますが、このトレーニングはコレが絶対です。
一方で、 ファンクショナルトレーニングは、なるべく多くの関節を動員して全身運動を行い、身体全体を機能的に動かせるようにしていきます。『日常生活で行う仕事や家事、育児での動きを出来る限り効率良く、疲れないで行えるようにするための運動』、と考えれば分かり易いと思います。 では、ファンクショナルトレーニングでは食事管理(制限)は必要ないか?というそんなことはありません。ある程度、PFCバランス(タンパク質、脂質、炭水化物のバランス)を考えた食事はしなくてはなりません。ただ、トレーニングをキチンと行えば、全身の可動域を大きく取った状態で息が上がる運動を行うことになるので、運動するたび代謝と脂肪燃焼効果がハンパじゃない状態を作れます。 つまり、タンパク質と野菜を中心にして、炭水化物はなるべく夜には接種しない、というざっくりとした感じさえ出来れば!?それだけでも効果が出ます。僕は7年間そういった生活をしているので、それがここまで言う論拠です。ほぼ毎日お酒も飲んでますし、甘いモノやラーメンなどの脂っこいものの制限も殆どしていません。勿論、食べる頻度は気をつけていますけれど。
加えて、あまり年齢が上がって食事制限をし過ぎると皺っぽくなってしまい、今度は見た目年齢が上がって見えてしまうので、これも避けたいところです。この意味でもファンクショナルトレーニングを勧める理由でもあるのです。
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